ジャニーズタレント徹底論考

「少年隊」のはじまり

少年隊というグループを覚えているだろうか。という書き方をしたら失礼になるか。ジャニーズ事務所のデビュー組最年長タレントである。その後にデビューしたグループが解散して世代的に間が開いてしまったため、最年長はSMAPという認識の方がほとんどではないだろうか。しかし、少年隊は正式に解散宣言はしていない……はずだ。したがって、ジャニーズ事務所最年長のグループは紛れも無く少年隊なのである。

もともと「少年隊」という名称自体は、ジャニーズJr.の総称だった。1981年10月6日から始まった『ザ・ヤングベストテン』(テレビ東京系)において、錦織一清、植草克秀、松原康行の3名で結成されたグループ「Bチーム」が、後に「ジャニーズ少年隊」となり、少年隊と名乗るようになった。

リーダーは錦織一清だった。

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少年隊に東山紀之加入

少年隊というと、東山紀之がリーダーではないかと思っている人もいるのではないだろうか。しかし、東山紀之は、そもそも結成時の少年隊ではメンバーですらなかった。

1982年4月1日、少年隊は松原康行に代わって東山紀之が加入した。松原康行は、その8日後に放送が開始された『3年B組貫八先生』(TBS)に出演するための脱退とされた。

また、4月17日に公開された、ひかる一平の映画『胸さわぎの放課後』(東映)に出演。この時には、鈴木則行も参加していた。

それ以降は、錦織一清、植草克秀、東山紀之の3名によるグループになった。

松原康行と鈴木則行は結局ジャニーズ事務所を退社。鈴木則行は現在も芸能界で仕事をしている。

少年隊がシングルデビュー

1985年12月12日、少年隊は『仮面舞踏会』でデビューした。年末にデビューするのは近藤真彦と同じパターンである。

仮面舞踏会

すなわちこれは、1986年の賞レースを念頭に置いたものである。

86年のリリースを最大限にするために、助走期間は前年のうちから始めておきたい。さりとて、前年のあまり早い時期にデビューしてしまうと、前年デビュー扱いになってしまう。

ジャニーズ事務所は、今でこそ賞レースとは別の価値観で活動しているような趣だが、この頃はこうした巧妙に賞レースをリードしていたのである。

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少年隊が「日本レコード大賞」で最優秀新人賞受賞

1986年12月31日、賞レース戦略が見事にハマり、少年隊は「第28回日本レコード大賞」で最優秀新人賞を受賞した。

ジャニーズ事務所からは、近藤真彦が『BayRose』で金賞を受賞した。

少年隊は同じ曲で、「第17回日本歌謡大賞」の放送音楽新人賞も受賞した。

少年隊「紅白」で「仮面ライダー」と紹介される

1986年12月31日、「第37回NHK紅白歌合戦」に少年隊が『仮面舞踏会』で初出場。彼らにとっては代表曲ともいえるが、あろうことか当時の白組司会の加山雄三は、曲名紹介で「少年隊の『仮面ライダー』です」と間違えて失笑と顰蹙を買った。

なお、このときは田原俊彦、近藤真彦、シブがき隊などが連続出場しており、ジャニーズタレントは4組(人)が出場した。

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