ジャニーズタレント徹底論考

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中心メンバーの板野俊雄は郷ひろみの付き人だった

JJS(ジャニーズ・ジュニア・スペシャル)が1975年2月にデビューした。板野俊雄・畠山昌久・林正明らで、曲は『ベルサイユのばら』である。

ジャニーズJr.とは、もともとジャニーズ事務所でデビューを待つ若手たちである。

当時、ジャニーズジュニアは、ジャニーズ・ジュニア第1期生として板野俊雄(トシちゃん)、小坂まさる(マチャル)、近藤純市(ジャンボ)、山縣孝良(タカ坊)、鈴木寛(ヒロ坊)、林正明(マーちゃん)、畠山昌久(チャーリー)、柏木孝夫(タカちゃん)、吉田義久(ヨシ坊)らがおり、『歌え!ヤンヤン!!』などに出演しながら本格デビューを待っていた。

そのうち、フォーリーブス組がジュニア・スペシャル、郷ひろみ組がジュニア・エースといわれた。

彼らはフォーリーブス組と郷ひろみ組に分かれていたが、1974年の夏、つまり、離脱した郷ひろみと行動を共にしたジュニアがいた。

ジュニア・スペシャル残ったメンバーに、新加入した井上純一と、ジュニア・エースの畠山昌久で新グループ結成。さらに井上純一が抜けて冒頭の3人になったのである。

中心メンバーは板野俊雄。郷ひろみの付き人だった。

郷ひろみとともに、ジュニアの一部も離脱したことは歴然とした事実のため、当時、明星や平凡などの芸能誌でも触れざるを得ず、ファンの間でも話題になった。

井上純一がメキメキ俳優として頭角をあらわす

井上純一が、8月にコロンビア・レコードから『恋人ならば c/w 夏のまぼろし』(1975年8月1日)でデビューした。郷ひろみが抜けて苦しい時期に、豊川誕、川崎麻世とこの井上純一が事務所の期待をになった。

11月には、仁科明子(現仁科亜季子)主演の『はつ恋』にも抜擢された。

ツルゲーネフによる同名の中編小説は、仁科明子の大胆演技と井上純一の若さで話題作に仕上がった。

その後井上純一は、「銀座音楽祭」にも参加。歌える俳優として、『俺たちの朝』『青春ド真中!』『ゆうひが丘の総理大臣』『あさひが丘の大統領』『池中玄太80キロ』『黄土の嵐』(いずれも日本テレビ系)などの作品で重要な役どころに立て続けに出演。青春ドラマスターとして一時代を築いた。
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  • 作者: 小菅 宏
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2012/06/09
  • メディア: 新書
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