ジャニーズタレント徹底論考

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しゃべりで王道を歩むSMAPのツートップと嵐・櫻井翔

中居正広、木村拓哉がSMAP、というよりジャニーズタレントデビュー組のツートップで長年頑張っているが、グループでもっとも勢いがあるのは当然嵐。その中でも櫻井翔がグンと存在感を増している。司会業では中居正広に迫る勢いである。しかし、中居正広だってこれまで20年の実績から負けてはいられない。さらに、しゃべりのトップスターというなら木村拓哉も頑張っている。彼ら3人は、ジャニーズタレントの枠を超えてそのキャラクターで幅広く活躍。芸能界での覇権すら競う勢いだ。

司会業では中居正広と同じ土俵?

今、ジャニーズ事務所でいちばん勢いがあるのは誰? という質問に、おそらくは10人が10人とも嵐というだろう。

その中の一人、櫻井翔が3年前、アフラック「生きるためのがん保険 Days」の新イメージキャラクターに起用された。ジャニーズタレントにとってCMの話は当時から珍しいものではないが、生命保険というところがミソだった。

生命保険のキャラクターは、ただ人気があるというだけで選ばれるものではない。人間が普遍的に関わる生命と健康を扱うだけに、広範囲な年齢層に安心感をもたらす健全なキャラクターでなければならないからだ。

そこに櫻井翔が選ばれた。嵐ではなく櫻井翔だけというところに、彼がグループの中で実質的なトップであり、さらにグループやジャニーズタレントといった枠すらも超えて、芸能界の中でトップを占める立場に上り詰めつつある、ということがわかる。

2011年1月には、オリコンが『第3回「好きな司会者」ランキング』を発表したが、明石家さんまの初戴冠とともに、最年少で櫻井がベスト10入り(8位)したことも話題になった。

このランキングでは、先輩のジャニーズタレントである中居正広も5位にランクインしている。

中居正広といえば、今やジャニーズ事務所のデビュー組の中では収入も格も実質的にトップといえるが、いよいよその中居正広と同じ土俵に櫻井翔が入ってきたということである。

中居正広が、トークバラエティで揺るぎないスキルと地位を築いているのはいまさらる説を要しないだろう。

石橋貴明との出逢いもその大きなきっかけになったといわれる。櫻井翔の仕事ぶりは、学校でいえば優等生としてのソツのなさが持ち味だが、たんに博学や健全イメージだけならほかにもいる。

中居正広のような経験をすることで、真の“ポスト中居正広”になれるのではないだろうか。

木村拓哉はトンパチなのか?


ジャニーズタレントの枠も超えたトップ争いということなら、もう一人、キムタクこと木村拓哉も混ぜて論じなければならないだろう。

木村拓哉は中居正広や櫻井翔と違い、司会業で実績を作っているわけではない。

が、木村拓哉のしゃべりは、一見ぶっきらぼうだが面白い。それはもうファンならみな知っている。一部には“出落ちタレント”などと酷評する者もいたが、それは彼のラジオ番組や、これまでの名言・迷言をきちんと調べたことのないから言える的外れな放言である。

木村拓哉のどこが面白いのか。格闘技の世界などで使われていることばだが、いわゆる「トンパチ(型破り、非常識)」なのか、トンパチを装っているのかがわからない微妙なキャラであることだ。

かつての「いけのおと」事件や、2児の父のくせにヤンキーもどきのしゃべり方をするのは明らかに前者である。

その一方で、“森且行おめでとう”発言、草なぎ剛の事件後、わざわざ稲垣吾郎の事件まで蒸し返して「俺たち何でも言わないとダメだ」と宣言するところなどは、「まんざらのトンパチでもなさそうだ」と思わせてしまう。そうした“謎”が残るから面白いのだ。これは、たとえば櫻井翔には絶対にない魅力である。

しかも、その“謎”を自ら解いてしまう余裕まで見せることがある。ドラマのネタバレも平気で行う。

たとえば、2011年2月25日放送の『木村拓哉のWHAT’S UP SMAP!』(TOKYO FM)は、自らに関するウワサの真偽を明らかにするという「木村拓哉のウワサ 撲滅スペシャル」を放送した。

当時言われていたスマスマ3月終了については、「俺これね、ヤフーニュースで見たんですよ。で、キムタクが原因、みたいに書いてあって。俺聞いてないんだけどって、そのヤフーニュース見ながら思ってたんですよ。大丈夫なんじゃない? 多分」。

ドラマ『南極大陸』の顔合わせでスタッフさんに手作りおにぎり100個を差し入れたという報道は、「どんだけ人がデキてんだ、俺。そもそも俺んちの電気釜、どんだけでけーんだよっていう話でしょ。100個でしょ、だって」と言って笑わせたが、やはりその当時出た離婚報道については一切語っていない。

あまりに馬鹿馬鹿しい中傷だからか、それとも……。どちらにしても、言うべきことではないという判断がしっかりはたらいているわけだ。

いずれにしても、芸能人は自己主張、自己表現できてナンボの商売である。お互い、もしくは他のタレントに学びながら切磋琢磨して頂上を目指して欲しい。
2014.4→2015.3 ジャニーズJr.カレンダー ([カレンダー])

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  • 作者: MYOJO編集部特別編集
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/03/08
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