ジャニーズタレント徹底論考

ジャニーズが初のミュージカル

ジャニーズはまたここで新しい経験をする。1965年5月、ジャニーズは待望の初ミュージカル『焔のカーブ』(日生劇場)に出演した。

北大路欣也が主演。朝丘雪路、鹿内タカシ、長沢純、日下武史らが出演し、石原慎太郎が演出している。和製ミュージカルとして注目を集め盛況だったという。

真家ひろみと長沢純は、当時似ているといわれたが、そのわりには対抗心をもっていがみ合っているという話はなかった。こうしてジャニーズの舞台に出演しているところを見ると、不仲ではなかったことはたしかなのたろう。

後に、石原慎太郎原作のドラマ 『太陽の季節』に滝沢秀明が出演するが、すでにこのとき、石原慎太郎とジャニーズ事務所は一緒に仕事をしていたわけだ。

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一見、接点が見出しにくい両者の関係はこのときに生まれていた。

ちなみに、同名の歌もジャニーズはリリースしているが、1976年10月21日に、JIS(ジャニーズジュニア・スペシャル)によってカバーされた。

ジャニーズJr.のルーツ誕生

この時代のジャニーズ事務所は、文字通りジャニーズが一枚看板であったが、ジャニーズの弟分としてバックバンドも登場。後に東京キッドブラザースに入団する嶺のぼるをリーダーとし、田中清司、井上肇、西原高泰、清瀬ジュンらで構成する嶺のぼるとジャニーズ・ジュニアが結成された。

彼らは、ジュニアと名が付いても今も存在するジャニーズJr.とはニュアンスが違い、固有のグループだったが、看板タレントに若手を抱き合わせ、バックで踊らせたりバンド演奏させたりという、ジャニーズ的プロモーションのルーツになっている。

こうしてみていくと、すでにかなり初期の段階で、ジャニー喜多川は自分の描くタレントのプロモーション体制を実践し始めていることがわかる。

アイドル帝国ジャニーズ 50年の光芒 (宝島社新書)

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  • 作者: 小菅 宏
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2012/06/09
  • メディア: 新書