国民的番組最高視聴率男たちのシモネタをどう見る?
SMAPは2010年の『紅白歌合戦』で3度目の大トリをつとめた。最高視聴率だったといわれる。番組が最も盛り上がる大トリならそれも当然だが、何はともあれ大トリをつとめたこと自体が大きな仕事である。
だが、一部の御用マスコミ以外は「だからSMAP復活!」という報じ方はしない。むしろ、近年の「凋落」モードをさらに加速したような手厳しく突き放したような扱いである。そんなSMAPに明日はあるのか?
だが、一部の御用マスコミ以外は「だからSMAP復活!」という報じ方はしない。むしろ、近年の「凋落」モードをさらに加速したような手厳しく突き放したような扱いである。そんなSMAPに明日はあるのか?
「下ネタ、男同士でキス… 天下のSMAPが堕ちた!」
というセンセーショナルな見出しで、SMAP出演番組をレビューしているのは、『週刊実話』(1月20日号)に連載されている「さとうみゆきの『テレビ魂』」だ。
中身は、毎年クリスマスシーズンに放送されている生番組『さんま&SMAP!美女と野獣のクリスマススペシャル』が低俗だったと失望しているのだ。番組についてはすでにファンはご存じのことだと思うが、おさらいのために改めて引用させていただく。
「『メンバーの中でいちばん波動砲(アソコ)がデカイのは誰?』
『大人になってから、おもらししたことはある?』
自分の役目とばかりに、頑張って答えていたのは草彅くらいだが、SMAPがこんな質問をされてしまうこと、こんな質問を繋ぎ合わせて特別番組を作られるようになったことに、一抹の寂しさを覚える。
さらに、ブレイク中のおかまキャラ芸人・楽しんごからの質問『この中で僕とキスしてくれるのは誰ですか?』をきっかけに、一部メンバーが悪ノリ開始。香取と草彅、稲垣とマツコ・デラックス、稲垣と楽しんごらが、次々と唇を重ねていった」
自分の価値を下げる失敗を「安目を売る」などというが、まさにこういう行為のことをいうのだろう。人気凋落だからといって、年末の掉尾を飾る国民的番組で最高視聴率をとった、曲がりなりにも芸能界の第一線にいるメンバーが、何もそんなことまでする必要はないだろう。
思えばデビュー時、華々しいスタートを切ったわけではないSMAPは、以降ドラマ組(森且行、木村拓哉、稲垣吾郎)とバラエティ組(中居正広、草なぎ剛、香取慎吾)に分けて売る戦術をとった。
そして、木村拓哉が93年に『あすなろ白書』(フジテレビ系)でブレイクして以来、もともとグループでは脇の位置だった木村が中心になり、森且行脱退後はメンバーがドラマとバラエティの相互乗り入れ路線をとることで、グループとしても個々のメンバーもさらに仕事の幅を広げて化けていった。
そうしたサクセスストーリーを経験しているので、勢いが落ちたこんにち、もしかしたら、再び初心に返ってバラエティに精を出そうと考えているのかもしれない。
だとしたら……、少し違うのではないか。
彼らは当時とは立場も年齢も変わっている。アイドルが汚れ・笑いの仕事を厭わない意外性よりも、栄華を極めたあのグループがそこまでしなければならないの? というネガティブな印象の方が今は勝ってしまうのだ。
たとえば、草なぎ剛個人の活動として“居直りのアラフォー”というキャラで行くのならいいが、SMAPとしてなら話は変わってくるだろう。
こうしてみると、「凋落」をソフトランディングさせるグループとしての今後の足場は、まだうまく定まっているとは言い難いようだ。今年はこれをきちんと見つけなければならない。
宣伝といってもCMの話ではない。木村拓哉自身が出て映画をPRするのだ。あちこちの番組に出まくる電波ジャックを繰り返す。
今回はそれだけでなく、映画のチケット自体も「バナナの叩き売り」だったと書くのは『日刊ゲンダイ』(12月8日付)である。
「異例の興行体制も敷いた。映画の初日は通常、土曜だが、『ヤマト』は『映画の日』で入場料が1000円になる12月1日に初日をシフトさせ、格安チケットで大量動員を行った。さらに、公開後は全国舞台あいきつ行脚」
それに対して興行収入はというと、ジャニーズに優しい『デイリースポーツ』は11日付の記事で「50億円突破もほぼ確実となった」と前向きに報じているが、制作費が20億円掛かっている上に、07年公開の『HERO』は興収81億円だから、決して今回が成功したとはいえないのではないか。
何より、そうした数字そのものよりもっと深刻なことが、翌日付『日刊ゲンダイ』に掲載された桧山珠美の連載コラム「これだけはいわせてくれ」に書かれている。
「こう毎日あらゆる局のあらゆる番組に出てこられればありがたみも薄れるってもんだ」
(いろいろな番組に出演して)「惜しげもなく“素”のキムタクを見せていたが、口を開けば『やっべ~』『超楽しい~』『超うめえ~』と、コンビニの前でたむろする田舎のヤンキーのような言葉遣いしか出来ないことが露呈してしまった」
そういえば、あの「いけのおと事件」も『HERO』の時だった。
ジャニーズ事務所は、なぜこんな深刻なデメリットがありながら、新作映画公開のたびに木村の「素」をさらすようなことをさせていたのだろうか。「田舎のヤンキーのような言葉遣いしか出来ない」木村が、『月の恋人』で大人のラブロマンスなど説得力をもって演じられるはずがないではないか。
アイドルが年をとれば、その点で商品価値が下がるのは仕方ない。しかし、自分から安めを売るような形で「凋落」を招くというのはいかがなものだろうか。(この話続く)→>>ついに中居正広が目覚めた!?……が
というセンセーショナルな見出しで、SMAP出演番組をレビューしているのは、『週刊実話』(1月20日号)に連載されている「さとうみゆきの『テレビ魂』」だ。
中身は、毎年クリスマスシーズンに放送されている生番組『さんま&SMAP!美女と野獣のクリスマススペシャル』が低俗だったと失望しているのだ。番組についてはすでにファンはご存じのことだと思うが、おさらいのために改めて引用させていただく。
「『メンバーの中でいちばん波動砲(アソコ)がデカイのは誰?』
『大人になってから、おもらししたことはある?』
自分の役目とばかりに、頑張って答えていたのは草彅くらいだが、SMAPがこんな質問をされてしまうこと、こんな質問を繋ぎ合わせて特別番組を作られるようになったことに、一抹の寂しさを覚える。
さらに、ブレイク中のおかまキャラ芸人・楽しんごからの質問『この中で僕とキスしてくれるのは誰ですか?』をきっかけに、一部メンバーが悪ノリ開始。香取と草彅、稲垣とマツコ・デラックス、稲垣と楽しんごらが、次々と唇を重ねていった」
自分の価値を下げる失敗を「安目を売る」などというが、まさにこういう行為のことをいうのだろう。人気凋落だからといって、年末の掉尾を飾る国民的番組で最高視聴率をとった、曲がりなりにも芸能界の第一線にいるメンバーが、何もそんなことまでする必要はないだろう。
思えばデビュー時、華々しいスタートを切ったわけではないSMAPは、以降ドラマ組(森且行、木村拓哉、稲垣吾郎)とバラエティ組(中居正広、草なぎ剛、香取慎吾)に分けて売る戦術をとった。
そして、木村拓哉が93年に『あすなろ白書』(フジテレビ系)でブレイクして以来、もともとグループでは脇の位置だった木村が中心になり、森且行脱退後はメンバーがドラマとバラエティの相互乗り入れ路線をとることで、グループとしても個々のメンバーもさらに仕事の幅を広げて化けていった。
そうしたサクセスストーリーを経験しているので、勢いが落ちたこんにち、もしかしたら、再び初心に返ってバラエティに精を出そうと考えているのかもしれない。
だとしたら……、少し違うのではないか。
彼らは当時とは立場も年齢も変わっている。アイドルが汚れ・笑いの仕事を厭わない意外性よりも、栄華を極めたあのグループがそこまでしなければならないの? というネガティブな印象の方が今は勝ってしまうのだ。
たとえば、草なぎ剛個人の活動として“居直りのアラフォー”というキャラで行くのならいいが、SMAPとしてなら話は変わってくるだろう。
こうしてみると、「凋落」をソフトランディングさせるグループとしての今後の足場は、まだうまく定まっているとは言い難いようだ。今年はこれをきちんと見つけなければならない。
安売り出演でタレントの価値まで安くなる
2010年12月に公開された木村拓哉主演の『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は、例のごとく公開前から複数のテレビ局を使った宣伝を派手に行った。宣伝といってもCMの話ではない。木村拓哉自身が出て映画をPRするのだ。あちこちの番組に出まくる電波ジャックを繰り返す。
今回はそれだけでなく、映画のチケット自体も「バナナの叩き売り」だったと書くのは『日刊ゲンダイ』(12月8日付)である。
「異例の興行体制も敷いた。映画の初日は通常、土曜だが、『ヤマト』は『映画の日』で入場料が1000円になる12月1日に初日をシフトさせ、格安チケットで大量動員を行った。さらに、公開後は全国舞台あいきつ行脚」
それに対して興行収入はというと、ジャニーズに優しい『デイリースポーツ』は11日付の記事で「50億円突破もほぼ確実となった」と前向きに報じているが、制作費が20億円掛かっている上に、07年公開の『HERO』は興収81億円だから、決して今回が成功したとはいえないのではないか。
何より、そうした数字そのものよりもっと深刻なことが、翌日付『日刊ゲンダイ』に掲載された桧山珠美の連載コラム「これだけはいわせてくれ」に書かれている。
「こう毎日あらゆる局のあらゆる番組に出てこられればありがたみも薄れるってもんだ」
(いろいろな番組に出演して)「惜しげもなく“素”のキムタクを見せていたが、口を開けば『やっべ~』『超楽しい~』『超うめえ~』と、コンビニの前でたむろする田舎のヤンキーのような言葉遣いしか出来ないことが露呈してしまった」
そういえば、あの「いけのおと事件」も『HERO』の時だった。
ジャニーズ事務所は、なぜこんな深刻なデメリットがありながら、新作映画公開のたびに木村の「素」をさらすようなことをさせていたのだろうか。「田舎のヤンキーのような言葉遣いしか出来ない」木村が、『月の恋人』で大人のラブロマンスなど説得力をもって演じられるはずがないではないか。
アイドルが年をとれば、その点で商品価値が下がるのは仕方ない。しかし、自分から安めを売るような形で「凋落」を招くというのはいかがなものだろうか。(この話続く)→>>ついに中居正広が目覚めた!?……が
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