女性を加えたグループ・VIP結成
VIP、といっても「偉い人」や「改造車」という意味ではない。ジャニーズ事務所所属では異例の、女性を含んだ5人グループである。男性アイドル専門のようにみられる同事務所だが、郷ひろみが脱退して以来大きなヒットに恵まれず、女性を本格的に売り出したのだ。1979年のことだった。メンバー構成は、JJSの板野俊雄、林正明、畠山昌久に河村信子と吉本和子を加え、『南十字星』(キングレコード)でデビューした。
しかし、その後は『エースをねらえ!』の主題歌の『青春にかけろ!』など、2枚のシングルと3枚のアルバムをリリースしたが、10カ月後に林正明・畠山昌久・吉本和子が脱退。1980年のアルバムリリースを最後に自然消滅した。
その頃の我が国の音楽シーンは、内外のロックスターが台頭していた時代。この時期は男性アイドルが育たず、ジャニーズ事務所にとっても試行錯誤を続ける氷河期といわれる。
VIPやメリー喜多川の娘の藤島ジュリー景子など、女性タレントのデビューなどはまさにそうした感があるが、一方ではたのきんトリオがデビューして、次の黄金時代の萌芽ともいえるものもみえている。
朝の来ない夜はない、ということか。
しかし、その後は『エースをねらえ!』の主題歌の『青春にかけろ!』など、2枚のシングルと3枚のアルバムをリリースしたが、10カ月後に林正明・畠山昌久・吉本和子が脱退。1980年のアルバムリリースを最後に自然消滅した。
その頃の我が国の音楽シーンは、内外のロックスターが台頭していた時代。この時期は男性アイドルが育たず、ジャニーズ事務所にとっても試行錯誤を続ける氷河期といわれる。
VIPやメリー喜多川の娘の藤島ジュリー景子など、女性タレントのデビューなどはまさにそうした感があるが、一方ではたのきんトリオがデビューして、次の黄金時代の萌芽ともいえるものもみえている。
朝の来ない夜はない、ということか。
ピラミッド結成
1974年4月から、ダンス番組『ミュージック・ボンボン』(日本テレビ系)で、川崎麻世のバックコーラス&ダンスを行うグループ、ピラミッドが結成された。
メンバーは長谷部徹、曽我泰久、田原俊彦ら。同年8月まで出演していた。
メンバーは長谷部徹、曽我泰久、田原俊彦ら。同年8月まで出演していた。
元フォーリーブス・北公次が覚せい刑で逮捕
解散したばかりのフォーリーブスにスキャンダルが発生した。
1979年4月12日、元フォーリーブスの北公次が、関東信越地区麻薬取締官に覚せい剤取締法違反で逮捕された。裁判では、1976年11月から不倫相手に覚せい剤を勧められて常用患者になっていたことが明らかになった。
翌5月21日には保釈され、故郷の田辺に帰って一般人として暮らすが、AV監督の村西とおると知り合ったり、暴露本を上梓したり、フォーリーブスを復活したりと、何らかの形で「芸能人」であることを捨てなかった。
1979年4月12日、元フォーリーブスの北公次が、関東信越地区麻薬取締官に覚せい剤取締法違反で逮捕された。裁判では、1976年11月から不倫相手に覚せい剤を勧められて常用患者になっていたことが明らかになった。
翌5月21日には保釈され、故郷の田辺に帰って一般人として暮らすが、AV監督の村西とおると知り合ったり、暴露本を上梓したり、フォーリーブスを復活したりと、何らかの形で「芸能人」であることを捨てなかった。
たのきんトリオと藤島ジュリー景子が『3年B組金八先生』に出演
1979年10月26日、『3年B組金八先生』(TBS系)が放送開始された。田原俊彦、野村義男、近藤真彦の3人と藤島ジュリー景子が生徒役でデビュー。3人は後に「たのきんトリオ」として活躍し、メリー喜多川の娘である藤島ジュリー景子はのちにフロントに転向した。
田原俊彦は、同年にテレビ朝日の『とびだせ!パンポロリン』で、歌と体操のお兄さんとして出演していたギャングスの松原秀樹の代役出演としてテレビデビューしていた。
田原俊彦は、同年にテレビ朝日の『とびだせ!パンポロリン』で、歌と体操のお兄さんとして出演していたギャングスの松原秀樹の代役出演としてテレビデビューしていた。
村田勝美&クエスチョンズ結成
1976年2月にレコードデビューしたバンド・クエッションが発展して、村田勝美&クエスチョンズの名で新たに結成された。村田勝美のほか、実用しげる、山本雅史、脇山剛、ANKH(アンク)が解散してからは松原秀樹と曽我泰久も合流した。