ジャニーズタレント徹底論考

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レコードデビュー前にメンバーの入れ替えも

ジューク・ボックスを覚えているだろうか。ジャニーズ事務所に所属した結成当時5名のグループである。もっとも、そこからメンバーはどんどん入れ替わったのだが……。

ジャニーズ事務所では、ジャニーズがデビューして解散。次にフォーリープスがデビューしたが、すでにこの頃から、事務所にはジャニーズJr.と呼ばれる予備軍たちがいた。

その中から、小谷典由(純)、円谷弘之、行田和彦、近藤昌、吉本暁弘といったアイドル雑誌の人気投票上位者を集めて結成されたのが、ジューク・ボックスである。
名前に凝るジャニー喜多川は、現在もそうだが、メンバーの頭文字をグループ名とすることがある。KAT-TUNしかり、Kis-My-Ft2しかり。

それはすでに1969年当時からあり、このときも、名前のイニシャルをAからZまで集めてミュージカルを上演できるようなグループを作りたかった。しかし、そううまくはいかない。そこで、当時のジャニーズJr.から人気投票上位5名になったメンバーでジューク・ボックスを結成した。

例によってすぐレコードデビューはさせず、『プラチナゴールデンショー』(日本テレビ)でフォーリーブスのバックを務めさせていた。

たが、最初のメンバーからレコードデビュー前に行田和彦、近藤昌が結成1年もたたない1970年夏までに抜け、ハイソサエティーのやなせかおるが加わった4名で、10月10日に『さよならの祈り』でキャニオンレコード (現ポニーキヤニオン)の第2号アーティストとしてレコードデビューを飾った。

さよならの祈り

しかし、その後はブレイクすることもなく、シングルレコードを4枚、アルバムを2枚、クリスマスEPを1枚リリースして1973年に解散した。

彼らがフォーリーブスに続くスターになれなかったのは、解散までの4年間に7人も脱退するという激しいメンバーの入れ換えにより、グループとしてのコンセプトが定まらないことにあった。

そうなってしまった原因の一つが、ジャニー喜多川の“あのこと”であると、後の『さらば=光GENIIへ』(データハウス)で、小谷純とやならかおるが暴露して話題になった。
アイドル帝国ジャニーズ 50年の光芒 (宝島社新書)

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  • 作者: 小菅 宏
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2012/06/09
  • メディア: 新書
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