ジャニーズタレント徹底論考

意外と冷静だったネット民

山下智久がクールな演技で、そのメッセージを表現していると評判なのが東芝ダイナブックのCMだ。本当はこのニュースに絡めて山下智久の近況に触れる予定だったが、それをひっくり返すNEWS脱退という大きなニュースが飛び込んできたのが2011年10月7日の夜である。

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「人気グループ「NEWS」の山下智久(26)、錦戸亮(26)が7日付で同グループを脱退した。所属のジャニーズ事務所が同日発表した。

山下智久はソロ活動に、錦戸亮は関ジャニ∞に専念。NEWSは残る小山慶一郎(27)、加藤成亮(24)、増田貴久(25)、手越祐也(23)の4人で活動を続行するという」(『スポニチアネックス』 10月7日20時40分配信)

同紙によると、山下智久は「これからは1人での挑戦です。今まで感じなかったような不都合さ、大変さもあるかと思いますが、これまでNEWSで得たかけがえのない経験をもって1つ1つの仕事に励んでいきたいと思っています」、錦戸亮は「小山、加藤、増田、手越が届ける新しいNEWSを末永くよろしくお願いします」とコメントしている。

これを示唆する報道がすでに『サイゾー』などで行われていたこともあり、ファンはNEWSの行く末を案じるなど、ネットでも冷静な論考が多かった。あの誹謗中傷や冷やかしの多い2チャンネルでも、たとえばこんな書き込みが見られた。

「4人で活動続けるとか無理があるだろ/これはもうニュースとカトゥーンが合併して『ニュートン』というグループで再出発した方が絶対良いぞ」

「キムタクも昔は『一人でもやっていける、バラエティーもうイヤだ、俳優一本でやりたい』っていうのを結構あからさまにしてたよ。で、例の出来婚で完全に考えが変わった。あんなメンバーやファンを裏切るようにことをしたのにメンバーが受け入れてくれて、かつ、守ってくれて、グループのありがたさを知ったらしいよ。以来独立等は全く臭わせない。
 自分だけでなくメンバー全員が売れるように気配りしていたのが本人のエネルギーになった。それに、事件を起こした二人はSMAPのメンバーだったから生き残れた。キムタクはスマスマの時間調整で映画やテレビドラマを自由にやれなかったのによく我慢したな。物凄い売れ方だったのに、それほど天狗になっていた様子もなく、子持ちになってからも努力を積み重ねている姿は、同世代の一般男性から一目置かれている理由だろうね。凄い天才的タレントというよりは努力家に見えるからね」(つまり、そういう我慢も気配りもなく脱退した山下に対する批判と懸念を書き込んでいる)

「ゴミ袋みたいな衣装の時がある意味人気のピーク。それからずっと低迷。本来ならNewS、カツンのデビューで、今のNewSみたいになるのは嵐のはずだった。それがNewSもカツンも相次ぐメンバーの脱退で安定して押せない。
その穴を埋めるのに嵐をあてがったらこれが意外にも成功。今に至ると」

「ずっと1位なのに実質解散か。7年でシングル14枚って少ないな」

「『サイゾー』が書いていたことは本当だったんだな」

最後の『サイゾー』が書いていたこととは、赤西仁のグローバル契約に尽力した人物とジャニー喜多川、山下が会食したという話だ。

「そもそも、今回のソロコンサートが発表になる以前から、山下がNEWSからの独立を意識している、というウワサは飛び交っていました。ただ当時は赤西のアメリカツアーが惨敗に終わるなどうまくいっていなかった時期でもあり、とりあえずNEWSに所属したままソロ活動を行うということで収まったようです。ただ、赤西がハリウッドデビューが決まったあたりからかなり対抗意識を燃やしているようで、またむくむくと独立したいという気持ちが再燃しているのでは」(音楽関係者)

まさに、今回の脱退のニュースと符合している。

赤西仁ほど面白くない山下智久が超えられるか

一方、錦戸亮の場合は、山下とは若干ニュアンスを異にした報じられ方である。山下がグループからの自由によってソロ活動に打ち込むためというものなら、錦戸はもうひとつの所属グループである関ジャニ∞に専念するためという。関ジャニ∞の昨秋あたりからの上昇機運は著しく、「ポスト嵐」を越えて「ポストSMAP」の呼び声も高いので、それはわからないでもない。

こちらも、前出の『サイゾー』では、こういう「予言」が書かれていた。

「今年は関ジャニ∞の活動が増えており、念願の『24時間テレビ』を終えたら全国ライブツアーがスタートする、というウワサも。そうなると錦戸がメンバーである以上、NEWSの活動も制限されます。関ジャニ∞とNEWSの活動量が反比例するのは仕方のないことですが、NEWSファンには気の毒ですよね。しかも来年は関ジャニ∞のデビュー8周年にあたり、メンバーも以前から『グループ名のエイトになぞらえて、盛大にお祝いしたい』と話している。ますます関ジャニ∞に比重が傾きそうですね」(同前)

ただ、錦戸も俳優として、ミュージシャンとしてピンの活動がないわけではないので、こちらもNEWS脱退は、ソロとしての活動に対するウエイトが増えるという意味では山下と同じである。

前出のスポニチによると、山下は赤西がアメリカに行った昨年10月ごろから「1人でどこまでできるか挑戦したい」と希望し始め、錦戸もグループ掛け持ちの苦労を訴え、メンバーで話し合った結果、9月下旬に2人の脱退が正式決定したと書いてある。


『サンケイスポーツ』(10月8日付)は、赤西仁を絡めた書き方をしている。

「赤西の米国活動志向が喜多川社長に認められたことが“前例”として、山下のソロ志向を刺激。今年1~5月のソロアジアツアーで手応えを感じて海外志向も強まった可能性がある」

彼らは私生活でいずれも赤西仁のグループに入っている。ジャニーズ事務所所属といいながら、単独でフェイスブックをはじめ、事務所批判とも言えるコメントも発している赤西に「自由人」を啓蒙されたのかもしれない。

が、ジャニーズタレントらしい「悪気のなさ」と、一方ではKATーTUNでうまくやっていけなかった「北向き(不貞腐れたり意地を張ったりする素直ではない仕草)」な性向が混在する赤西は、本人の意図や自覚に関わらず、ヒューマンインタレストとしては興味深く、要するにキャラが立っている存在である。

ヤフートピックスに彼のニュースが出ると、国内ではもうずいぶん仕事をしていないのに、今でもアンチとオリキによってすさまじい数のコメントが書き込まれるのはその証左だ。この「熱気」は、視聴率15%男の山下や、ドラマで安定した仕事を積み重ねている錦戸でも残念ながら及ばない。

そして、ファンが心配するのはNEWSの今後だ。9名でスタートしたが、結成の年に森内貴寛が抜け、その後、飲酒のトラブルを起こした内博貴や草野博紀がはずされて6名に。今回錦戸と山下が抜けて、とうとう過半数が脱退するという異常事態に陥ってしまった。いわゆる「たのきん」以前のジャニーズ事務所は、脱退すると別のメンバーを入れて辻褄を合わせていたが、最近はSMAPにしろKATーTUNにしろ、抜けてもそのままである。

となると、4名で活動を続けるのか。前出のスポニチでは、小山慶一郎が「これからは別々の活動となっても、ともに歩んできた8年以上の歳月を今後は4人のNEWSで受け継いでいきます」と語っている。しかし、彼らの単独の活動のベースになっているNEWSの弱体化は誰が見ても明らか。そもそも今年に入ってからは、ライブ活動もCDリリースもしていないではないか。

レポーターやMCなど「手に職のある」小山慶一郎や、ユニットを結成しているテゴマスはいいとして、それ以外のあるメンバーはいったいどうなるのだろう。

加藤成亮に悪いが、そんな心配をしてしまう。

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