ジャニーズタレント徹底論考

ジャニーズ事務所に所属

郷ひろみがジャニーズタレントであったことを覚えている人、いや、知っている人はどのくらいいるのだろうか。1971年から、フォーリーブスに弟分が登場した。高校1年生の原武裕美、後の郷ひろみである。

彼のレコードデビューは翌年だが、この頃からフォーリーブスに脇を固められ、ジ・オズモンズやジャクソン・ファイブの歌を踊りながら歌っている。

郷ひろみのジャニーズ事務所入りのキッカケは、東宝映画『潮騒』のオーディションに、彼の知り合いの婦人が無断で応募。ジャニー喜多川がその履歴書から彼を見出したと自著(郷ひろみ著『たったひとり』小学館)で述懐している。

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ドラマデビュー

1972年l月2日、郷ひろみがNHK大河ドラマ『新・平家物語』で俳優としてデビューした。フォーリーブスの弟分として売り出した郷の芸名は、「5人目のフォーリーブス」という意味があるといわれている。

ジャニーズ事務所の若いタレントが大河ドラマに出演する「登竜門」的パターンは、これが始まりといっていい。

レコードデビュー

1972年8月1日、郷ひろみは『男の子女の子』でシングルデビューする。

男の子女の子

「これはぼくにとっては重要な曲だ。ジャニーさんがぼくの方向として敷いた路線はこの曲に表現されている。そしてそれは、ぼくのもっている資質とみごとに合致していたんだ。この路線は、さまざまに変化はしても、確実にいまのぼくにつながっている。文字通り、ぼくの出発点となった曲だ」と郷ひろみ自身もとらえている(郷ひろみ著『たったひとり』小学館)。

郷ひろみはジャニーズ事務所時代、シングルを11枚、アルバムを6枚リリースしている。

「兄貴分」の江木俊夫は、上梓した『ジャニー喜多川さんを知ってますか』(ベストセラーズ)の中で、「ジャニーズ事務所に最大の利益を与えたのはSMAPだろうが、ジャニー喜多川さんが今でも理想のアイドル像として思い描いているのは郷ひろみだろう」と述べている。

日本レコード大賞新人賞受賞

1972年12月31日、郷ひろみは「第14回日本レコード大賞」で新人賞を受貨。意外にもこれまで元祖ジャニーズ4人組やフォーリーブスは受賞経験がなく、ジャニーズ事務所では、初の戴冠となる。

このようにして郷ひろみは、ジャニーズ事務所に所属して以来、ジャニーズJr.としての下積みを経験することなく、たった2年の間でまたたくまにスターの座に駆け上がった。
たったひとり (1980年)

たったひとり (1980年)

  • 作者: 郷 ひろみ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1980/10
  • メディア: 単行本