ジャニーズタレント徹底論考

ジャニーズは『ウエストサイドストーリー』から誕生

ジャニーズはいつ頃誕生したのか。芸能界にこれだけ大きく君臨しているジャニーズ事務所の“最初”はどうだったのかというのは、ファンならずとも知りたいことだろう。ジャニー喜多川がスカウトし、最初にデビューさせたのがジャニーズである。ジャニーズ事務所とは、まさにジャニーズの事務所だったのである。

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ジャニーズの4人組は、現在のジャニーズタレントに比べて実働時間は短かったが、その中には現在のジャニーズ事務所のタレント育成やマネジメントのプロトタイプともいえるものが含まれている。

1962年1月、中谷良三(中谷良)、青井輝彦(あおい輝彦)、飯野修賓(飯野おさみ)、真家弘敏(真家ひろみ)の少年4名は、ジャニー喜多川に連れられて当時大ヒットを続けていたアメリカのミュージカル映画『ウエストサイドストーリー』を丸の内ピカデリーで鑑賞。

4人は同作品に感動した。

「あの激しく熱っぽい踊りと音楽にすっかり魅了されてしまったのです」(中谷良『ジャニーズの逆襲』データハウス)

同書によると、これがジャニーズ結成の契機となったというが、グループ名もグループを結成するという意志も、すべてこのときの感動による4人の自発的なものだったとしている。

グループ名は、ジャニー喜多川が彼らをコーチしたという「ジャニーズ球団」からとってジャニーズ。ジャニー喜多川の紹介で新芸能学院に入ることになった。

ジャニー喜多川は、この鑑賞のために最高の席を用意して、彼らに感動を味わってもらったという。ジャニー喜多川も内心期するものがあったのだ。

いずれにしても、ジャニーズアイドルにはミュージカル、という切っても切れないコンセプトはこのときに確立したといってもいい。

つまり、ジャニーズの誕生、そして、ジャニーズ事務所の創業は事実上この時から始まったといっていいだろう。

アイドル帝国ジャニーズ 50年の光芒 (宝島社新書)

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  • 作者: 小菅 宏
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2012/06/09
  • メディア: 新書