ジャニーズタレント徹底論考

前半がコメディータッチ、後半がドラマチック

ジャニーズ。元祖ジャニーズともいわれる。ジャニーズ事務所所属タレント第1号であり、事務所名の由来となった4人組グループである。正式に結成されたのは1962年4月1日。歌って踊れるアイドルグループとして、真家ひろみ(真家弘敏)、飯野おさみ(飯野修賓)、中谷良(中谷良三)、青井輝彦(1967年から「あおい輝彦」に改名)の4名によって結成された。

NHKの『夢であいましょう』に出演・レコードも出し、アメリカにも進出した。ジャニーズタレントとして様々なプロモーションを行った。が、彼らは5年後の1967年11月20日に解散している。

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その最後の大舞台であるミュージカルは、1967年夏に大阪のフェスティバル・ホールで行われた。

上演タイトルは『いつかどこかで』である。

ストーリーは、ウエストサイド物語をヒントにしたジャニー喜多川のオリジナルである。ジャニー喜多川にとっての自己実現といえる舞台である。

卒業を控えた4人が、その記念にアングラ・レコードを制作。それを同級生の女子生徒がひそかにラジオ局のDl番組に忍び込み、本番中にレコードをすり替える。ラジオで流れた曲は評判が良く、リクエストが集まり、ディスクジョッキーは彼らを捜す。

もともとのストーリーは、ひとりがベトナム戦争の兵役にとられて戦死してしまうが、ジャニー喜多川は兵役のかわりに原宿族とする。

原宿族となったひとりの子分格が、アングラ・レコードの発表会のパーティーで出席を拒否され、原宿族はその責任をとって永遠にデビューできない。

前半がコメディータッチ、後半がドラマチックに展開する手法は、「ジャニーズ・ファミリーが公演するミュージカルの定型パターン」(和泉ヒロシ『ジャニーズ・ファミリーー裸になった少年たちー』オリオン出版)である。

ジャニーズ・ファミリー―裸になった少年たち (1976年) (Hello books)

ジャニーズ・ファミリー―裸になった少年たち (1976年) (Hello books)

  • 作者: 和泉 ヒロシ
  • 出版社/メーカー: オリオン出版
  • 発売日: 1976/06
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